今更聞けない!!フランス菓子用語 Ver.1

よく食べてるけど…今更聞くのは恥ずかしい!

どんな洋菓子屋さんでも取り扱いのあるみんなに愛されるマドレーヌとフィナンシェ。LENÔTRE<ルノートル>でも人気の焼き菓子ですが、お店で働いている時にお客様からこんなお声を頂きました!

「フランスのお菓子の名前ってなんとなくわかっているようでわからないのよね。今更聞けないけど、例えばマドレーヌとフィナンシェって何が違うの?」

初回はそんなお客様の声に応えて、マドレーヌとフィナンシェの違いをご紹介いたします。

気分はお金持ち、フィナンシェ!

フランス菓子のフィナンシェ<Financier>。

その名前の起源は諸説ありますが、その中の一つで台形型の焼き型で焼き上げられたその形、色が金の延べ棒(金塊)のような様であったことからフランス語で「金融家」、「お金持ち」なんて意味があるフィナンシェと名前がついたといわれています。

基本的な材料はマドレーヌと同じ小麦粉、砂糖、バターを使います。ただ、マドレーヌと違いバターはキャラメル色になるまで加熱して香ばしくした「焦がしバター」と「卵白」、「アーモンドパウダー」を使用してマドレーヌよりも香ばしい風味とナッツの濃厚な味わいが特徴です。

アーモンドパウダーだけでなく、まろやかな甘みとしっかりとした旨味のあるヘーゼルナッツも使用した、濃厚なナッツの味わいとしっとり食感の一番人気のフィナンシェ ナチュール。

「ナッツの女王」ともいわれる濃厚なピスタチオを贅沢に使用した上品な味わいのフィナンシェピスターシュ。

LENÔTRE<ルノートル>では2種類のフィナンシェをご用意しております。

喧嘩のおかげで生まれたお菓子、マドレーヌ

起源は諸説ありますが、その中の一つに一つにこんなおちゃめな説があります。ロレーヌ地方で貴族のお屋敷のパティシエが厨房での口論の結果、仕事を放りだして出ていってしまった。その時にいたマドレーヌという名前の女性が焼き型の代わりに貝殻を使用して祖母直伝の焼き菓子を焼いたといわれています。

基本的な材料はフィナンシェと同じ小麦粉、砂糖、バターを使います。

ただ、フィナンシェと違い「全卵」を使用します。
フィナンシェと比べて軽い口当たりと、卵のまろやかな風味を味わえるのが特徴です。

LENÔTRE<ルノートル>では、定番のマドレーヌにヴァニラだけでなく、レモンやユズを入れてあと味が軽やかなマドレーヌナチュールと、バターの代わりにグレープシードオイルを使用し、しっとりした口当たりとほろ苦い味わいのマドレーヌショコラの2種類をご用意しております。

マドレーヌ作りに挑戦!!

マドレーヌの作りに挑戦してみたい方の為に、LENÔTRE<ルノートル>ではyoutubeに作り方の動画もアップしているので、是非挑戦してみて下さい!