今更聞けないフランス菓子用語No.2

知っているようで知らないチョコレートの世界

肌寒いこの時期にはやっぱり食べたくなるチョコレート。昔は薬の代わりにも使われていたといわれるチョコレートですが、今は身近なお菓子の一つ。
そんな、身近なチョコレートですが近年に入り新しいチョコレートも開発されて種類も増えたチョコレート。何種類のチョコレートがあるかご存知ですか?
今回はチョコレートの種類について紹介いたします。

チョコレートって何種類あるの?

チョコレートの種類は大きく分けてダーク、ミルク、ホワイトの3種類がありましたが、ここ数年の間にブロンドチョコレート、ルビーチョコレートの2種類が追加されて、今では5種類にチョコレートの種類が増えました。

今回は定番の3種類、ダークチョコレート、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートについてご紹介します。

ビターチョコレート(仏語:ショコラ・ノワール)

ビターチョコレートは基本的にはミルク(若干量はいる場合もあります)が入らない、カカオ分が約50%以上のチョコレートのことをいいます。最近ではカカオ分が70%以上のハイカカオのビターチョコレートなども出てきています。カカオ本来の香り、酸味をダイレクトに楽しめるタイプのチョコレートです。

色々な呼び方があり、ビターチョコレート、ブラックチョコレート、
スイートチョコレート、プレーンチョコレートなどとも呼ばれています。

ミルクチョコレート(仏語:ショコラ・オ・レ)

その名前の通りミルクの入ったチョコレートで、カカオ分が31~40%くらいのものが多く見られます。ミルクが入ることで苦みが抑えられて、食べやすいまろやかな味わいが特徴です。

ホワイトチョコレート(仏語:ショコラ・ブロン)

カカオマスは一切入っておらず、カカオからとれる油脂のカカオバターとミルクで作られたチョコレート。カカオマスが入っていないので、チョコレートがもつ苦みはなく、優しい甘さが特徴のチョコレートです。

チョコレートの濃厚な味わいと造形美

フイユ・ドトンヌ

LENÔTRE<ルノートル>でチョコレートを一番楽しめるケーキと言えば、LENÔTRE<ルノートル>の代表作のフイユ・ドトンヌ。

数種類のビターチョコレートをオリジナルブレンドしたチョコレートムースや表面のチョコレート細工等、たっぷりとチョコレートを使用した、一番人気のチョコレートケーキのフイユ・ドトンヌ。

チョコレートはパティシエの手を借りて様々な姿に変えて、私達を魅了してくれます。

濃厚なチョコレートムースにはカリカリに焼き上げたメレンゲを合わせてあと味は軽やか。表面を飾るチョコレート細工はパティシエが一つ一つ手作りで仕上げた芸術品です。ビターチョコレートをたっぷりとお楽しみ頂けるLENÔTRE<ルノートル>のスペシャリテのフイユ・ドトンヌをこの機会に是非お楽しみくださいませ。